話題の新作『罪人たち』を観てきたので、その感想です。
ざっくりあらすじ

双子の兄弟スモーク&スタックは、自由を手にするためにダンスホールをオープンするのだが…。
感想

めちゃくちゃ音楽映画で、めちゃくちゃ吸血鬼映画でした。
まずは歌声一発で「すげぇ・・・!」と思わせるサミー役のマイルズ・ケイトンの凄まじさ。いったい何者?!
隣で聴くマイケル・B・ジョーダンの「まじか!!!!!」って表情が観てるこっちとシンクロしすぎて思わず笑ってしまいました。今年一いい顔してました。
中盤のダンスホールでの演奏シーンは、どこまで連れていかれてしまうのかってぐらいブチ上がりましたね。音楽の力って本当に凄いって、こんな陳腐な言葉を恥ずかしげもなく使ってしまうぐらい凄いシーンでした。
吸血鬼軍団は、あっちはあっちですごく楽しそうなのが良かったですね。歌って踊りまくる吸血鬼。悲壮感が無くてとてもいいです。
そしてこの映画、感想戦まで用意してくれているのが嬉しいところですね。本編終了後のこのシーンのおかげで、何とも言いようのない不思議な後味を残してくれます。なんなら映画の格を一段上げてくれたと言っても過言じゃないと思ってます。それぐらいに好きなシーンでした。
ここ数年、自分自身老いることへの絶望と虚無を感じてましたけど、年食うのもそんなに悪くねぇな、なんて映画本編とはあんまり関係のないところで、ちょっとだけ希望を持てました。観てよかった。
あとKKK返り討ちは言わずもがな最高でしたね。
総評:75点
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