【2本目】ポール・マイケル・グレイザー『バトルランナー』(1987)

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リブート公開前に未見だった『バトルランナー』観ました。

ざっくりあらすじ

無実の罪を着せられた警官ベン・リチャーズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)が、殺人ゲーム生中継テレビ番組「ランニング・マン」に参加させられる。

感想

初見でしたが、めちゃくちゃ面白かったです。

逃げるランナーを追いかけるストーカーがいちいち大仰でくだらなくて最高でしたね。本当に全員最高でした。ストーカーがシュワちゃんの手により凄惨な死を遂げる度に観客が完全に静まりかえるのも良かったです。恐らく娯楽がランニング・マンしかないであろう世界で、観客・視聴者が心の底からこの番組を楽しんでいるのがひしひしと伝わってくるのが良いです。

この「ランニング・マン」というテレビ番組、構成がしっかりしているというのか、長年やっていて完全に番組自体が仕上がってる感があるのがまたいい。これが取ってつけたような番組だったらいまいち覚めてしまうような気がします。観客が何を予想して景品をもらっているのか、急に始まる謎の追悼、など意味は分からないけど「そういうものだ」とやけに納得させられます。神は細部に宿るとはこういうことなのか、全然違うのか。

あとは、やたらニヤケ面で捨て台詞を吐くシュワちゃんも見どころでしたね。ラストシーンでアンバーの首根っこ持って去っていく後ろ姿がとても怖かったです。

総評:70点

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